「クラロワリーグ」ゲームウィズ、ポノススポーツが好スタート

[ 2018年5月20日 15:22 ]

アジアリーグを好発進したアマテラス
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 スマホアプリゲームの「クラッシュ・ロワイヤル」(スーパーセル、以下クラロワ)が4月から、世界のプロチームが争う「クラロワリーグ」を開幕した。アジアリーグに所属する日本勢4チームは4月29日、5月6日に総当たりで6試合を実施。昨年の日本代表2選手が所属するゲームウィズ、ポノススポーツが2勝1敗と幸先の良いスタートを切った。

 ゲームウィズにはアマテラス、ポノススポーツにはフチが所属。2人とも昨年末に開催された世界一決定戦の日本代表で、プロ資格チャレンジ戦を勝ち抜いたチームメートたちと初陣に挑んだ。

 アマテラスは4月29日のFAVゲーミング戦で、日本屈指のプレーヤーのRADと対決。1勝1敗1分けで4戦目までもつれこむ大激戦を演じたが、最後はゴーレムとエリクサーポンプを主体としたデッキで押し切って辛勝。「凄く緊張して頭の中が真っ白でしたが、勝ってよかったです」。チームにも勝利をもたらして、胸をなで下ろした。

 フチは開幕カードとなった29日のゲームウィズとの初戦で、16歳の新鋭shunに2連敗。まさかの発進となったがすかさず巻き返した。5月6日のデトネーションゲーミング戦でみかん坊やとタッグを組んで、協力バトルで初白星。チームも勢いに乗ってこの日2連勝を飾った。「(チーム内で)自分の成績が一番悪いので、味方が勝ってくれて本当に良かったです」。悔しさをのぞかせつつも、最後は安どの表情を見せた。

 アジアリーグは2シーズン制で、現在行われている第1シーズンは7月まで続く。各試合は毎週金曜から日曜の3日間で実施。日本勢はアジア諸国への海外遠征も始まり、注目の好カードが続く。試合はライブ配信があり、eスポーツの普及を後押しする。

 ▽アジアリーグの試合ルール 3セット制、2セット先取で勝利。各セットは(1)個人戦(2)2対2の協力バトル(3)個人戦―各セットとも2ゲーム先取で勝利。両チームとも使用禁止カードを1枚指定するBANカード制あり。1試合にチームから出場できる選手は3人。

 ▽アジアリーグの概要 正式名称は「クラロワリーグ アジア」。日本、韓国、台湾、東南アジア諸国など12チームが所属して、2シーズン・総当たりで争う。第1シーズンは4〜7月、第2シーズンは8月開幕。上位チームへの賞金は総額2000万円。優勝チームは今冬の世界一決定戦に進出する。

▽4月29日アマテラスvsRAD第4ゲーム アマテラスの使用デッキ ダークナイト、ガーゴイル、ダークネクロ、ランバージャック、ポイズン、エリクサーポンプ、トルネード、ゴーレム

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