キャバリアーズがホームで雪辱 ジェームズ奮闘 3戦目で初白星

[ 2018年5月20日 12:16 ]

ゴール下でシュートに持ち込むジェームズ(AP)
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 NBA東地区決勝の第3戦が19日(日本時間20日)にクリーブランドで行われ、地元の4位キャバリアーズが116―86(61―41)で2位セルティクスを下して1勝2敗。レブロン・ジェームズ(33)が38分の出場で27得点と5アシスト、12リバウンド、2スティール、2ブロックショットと攻守両面で活躍し、第2Qにはケビン・ラブ(29)のアシストパスを受けて豪快なバックダンクを披露して地元ファンを沸かせた。ラブは13得点と14リバウンド、ベンチから出たカイル・コーバー(27)は放った4本の3点シュートをすべて成功させて14得点を記録。先発全員が2ケタ得点を挙げ、ジェームズは30点をリードして迎えた第4Qの残り6分49秒でベンチに退いた。

 チームの3点シュートの成功率は50・0%(34本中17本)にまで上昇。ジェームズも3本すべてを決めており、連敗を喫した敵地ボストンの2試合(15・4%と32・3%)とはまったく違った試合展開となった。

 ジェームズは「ベンチの選手を含めて全員が集中していた。ディフェンスが機能していてそれがいいステップになった。次(第4戦)も同じことをやる必要がある」と納得の表情。セルティクスは2勝0敗としたシリーズでは過去37回すべてを制覇しているが、21日(日本時間22日)にクリーブランドで行われるホームでの第4戦に勝てば、“奇跡への扉”に手をかける可能性が出てきそうだ。

 セルティクスは第3Q終了時点で24点差をつけられて完敗。キャバリアーズとは対照的にシューティングが不調で、新人のジェイソン・テータム(20)がチーム最多の18得点を稼いだものの、チームの3点シュートの成功率は27・3%(22本中6本)に終わった。第1戦と第2戦でともに23得点をマークしたジェイレン・ブラウン(21)は21分の出場で10得点。ボストンでの2試合とは違って、最後まで勝機を見いだせなかった。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=セルティクス(39・2%)、キャバリアーズ(48・7%)

 ▼3点シュート成功率=セルティクス(27・3%)、キャバリアーズ(50・0%)

 ▼FT成功率=セルティクス(78・6%)、キャバリアーズ(83・3%)

 ▼リバウンド=セルティクス(34)、キャバリアーズ(45)

 ▼アシスト=セルティクス(16)、キャバリアーズ(23)

 ▼ターンオーバー=セルティクス(15)、キャバリアーズ(15)

 ▼速攻ポイント=セルティクス(4)、キャバリアーズ(3)

 ▼ペイント内ポイント=セルティクス(34)、キャバリアーズ(38)

 ▼ベンチスコア=セルティクス(29)、キャバリアーズ(42)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=テータム(セルティクス=18)、ジェームズ(キャバリアーズ=27)

 ▼チーム最多リバウンド=ホーフォード(セルティクス=7)、ラブ(キャバリアーズ=14)

 ▼チーム最多アシスト=スマート(セルティクス=6)、ジェームズ(キャバリアーズ=12)

 <東地区決勝日程>

 ▼第4戦(21日=クリーブランド)

 ▼第5戦(23日=ボストン)

 ▼第6戦(25日=クリーブランド)

 ▼第7戦(27日=ボストン)

 *日付は米国時間

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