八角理事長 全会一致で3選、最重要課題は「暴力問題根絶」

[ 2018年3月27日 05:30 ]

相撲協会理事会を終え会見する八角理事長
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 日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で新たに選任された理事(外部理事を含め13人)による理事会を開いて理事長を互選し、現職の八角理事長(元横綱・北勝海)の続投を全会一致で決めた。任期は1期2年。元横綱・日馬富士の傷害事件、十両・貴公俊(貴乃花部屋)による付け人への暴行など不祥事が相次ぐ中、八角理事長は「暴力問題の根絶」を最重要課題に挙げた。

 貴乃花親方(元横綱)との一騎打ちを制して理事長に再選した2年前は「土俵の充実」を強く訴えた。対立候補がないまま3選となった今回、八角理事長が真っ先に着手すべきこととして挙げたのが「土俵外」の問題だった。国技館での会見で「暴力問題の根絶に取り組むことが第一課題と強く認識している。結束を固め、危機感とスピード感を持って取り組む必要があると思う」と所信表明した。

 昨年11月に元日馬富士による貴ノ岩への暴行が発覚し、その後は立行司・式守伊之助のセクハラ問題、大砂嵐の無免許運転など不祥事が噴出。春場所中には貴公俊の暴行が起きた。理事長の責任問題が問われる中、信頼回復を他に託すのではなく、自らが再び先頭に立って解決する道を選んだ。「申し訳なく思っている。問題を一つずつ解決していくのが私の役目」と決意を新たにした。

 暴力問題の再発防止を目的に研修会を開いてきたが、それでも力士による暴行は起きた。今後の対応を問われると「再発防止検討委員会と歩調を合わせながら、研修会など協会が主導して行うことができることは何でも取り組んでいきたい」と話した。

 元日馬富士の傷害事件が起きてからは、貴乃花親方との対立がクローズアップされた。親方衆からは29日の理事会で厳罰を求める意見もある一方、知名度も人気もある親方だけに、処分内容には慎重さも必要となる。

 八角理事長は相撲協会が一丸となるため「組織統制にも取り組む」と話した。さらに「人を育てるのが相撲協会」とも訴えた。具体的にどのような取り組みを行っていくのか、問題山積の中、その手腕が問われる。

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