ネイサン初王者!平昌五輪「つらい思い」経て…圧倒的プログラムで歴代2位高得点

[ 2018年3月24日 23:13 ]

<世界フィギュア 男子フリー>左から銀メダルの宇野昌磨、金メダルのネイサン・チェン、銅メダルのコリャダ(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケート世界選手権最終日は24日、イタリア・ミラノで男子フリーを行い、ショートプログラム(SP)首位のネイサン・チェン(18=米国)が、フリーでも五輪の時の215・08点を上回る自己ベストの219・46点をマークし、合計321.40点で初優勝を飾った。

 チェンは平昌五輪ではSPでですべてのジャンプを失敗して17位に沈みながら、17日のフリーでは史上初めて4回転ジャンプを6回跳んで5回成功させ、自己ベストの合計215.08をマークして5位に浮上した。

 今大会のSPでは101・94点で首位発進し「五輪での経験をここで生かしている」と語ったチェン。この日はSPの上位選手にミスが相次いだ中、ルッツ、ともに2度のフリップとトーループ、サルコーで4種類計6度の4回転ジャンプを跳ぶ圧倒的なプログラムを披露。昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルに続くビッグタイトルをつかみ「とてもうれしい。平昌五輪ではつらい思いをしたが、教訓になった。夢がかなった」と笑顔を見せた。

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