貴ノ岩 十両残留が濃厚に「最後に思い切りやって終わりたい」

[ 2018年3月24日 16:09 ]

大相撲春場所14日目 ( 2018年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )

 昨年10月の秋巡業の期間中に起きた元横綱・日馬富士による傷害事件の被害者で、西十両12枚目の貴ノ岩(28=貴乃花部屋)が2連勝で7勝7敗の五分の星に戻し、十両残留が濃厚となった。

 傷害事件の現場となった鳥取市内のラウンジに同席していた西十両4枚目の照ノ富士(26=伊勢ケ浜部屋)との一番は、立ち合いで当たったあとに照ノ富士が左腕を伸ばして右肩を押さえてきた。その右腕を手繰るようにして横から攻めると、相手の上体が起き上がり、そのまま押し出した。

 立ち合いはしっかり当たれていないように見えたが「よく見えていた」という。千秋楽で敗れて7勝8敗になったとしても、十両の番付は下に2枚あるだけに幕下に転落する可能性は、ほぼなくなった。給金相撲となる千秋楽に向けて「最後に思い切りやって終わりたい」と話した。

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2018年3月24日のニュース