【玉ノ井親方 視点】体動いている遠藤、大事にしたいあと2番

[ 2018年3月24日 08:50 ]

大相撲春場所13日目 ( 2018年3月23日    エディオンアリーナ大阪 )

大相撲春場所13日目 遠藤(右)は引き落としで千代丸を破り勝ち越しを決める
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 今場所の遠藤は相手の取り口をよく考えて取っている。組まれたくない千代丸は突き押しでいったけど、遠藤は下から右前まわしをさぐりにいった。取れなくても左足を1歩目に出して引かれないようにしていた。結果的にまわしは取れなかったけど、千代丸の引きを怖がらず、前に押し込んでいったので最後に引き技が決まったね。遠藤が千代丸の相撲を取った。今場所は下半身も安定してるし、体が動いている。東前頭筆頭で勝ち越して来場所は新三役も見えたけど、あと2番大事にしたい。あと2番勝つことで次につながる。しっかり勝ちにつなげていくことだね。

 鶴竜は昨日の反省もあって、低く当たっていったのが良かった。24日は豪栄道だから今日みたいに低く当たって、組むにしろ攻めることが必要だね。優勝争いは鶴竜が有利だけど、何が起こるか分からないのが相撲。気を引き締めていかないと。(元大関・栃東)

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2018年3月24日のニュース