リオ金候補は萩野&金藤 ロンドン並みメダル11個狙える…林享の総括

[ 2016年4月11日 10:50 ]

五輪を決めた萩野(右)と内定済の2着瀬戸

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権最終日

(4月10日 東京辰巳国際水泳場)
 今大会の結果を受けて、金メダル有力候補と言えるのは男子個人メドレー2種目の萩野、女子200メートル平泳ぎの金藤の2人だ。昨年の世界選手権の優勝タイムを上回る高いレベルの記録を出したことで、自信を持って本番に臨める。一方で、昨年の世界選手権を制し、既に代表に内定していた瀬戸、渡部、星の3人は少し不安を残す結果になった。特に瀬戸と渡部はともに200メートル個人メドレーの代表権を獲れず、昨年と同じ取り組みができない。今後はプランの修正が必要だ。しっかり立て直してほしい。

 チームは34人の大所帯となり、若手も多く入った。前回も高校生は計4人(男1、女3)いたが、今回は女子の14~16歳の中高生が5人。20年東京五輪にもつながる。リオで最も期待できるのは100メートルバタフライの池江。メダル争いに絡むために、さらに記録を伸ばしてほしい。男子最年少は19歳の平泳ぎの渡辺だが、伸び盛りで大化けする可能性もある。11個のメダルを量産した前回並みの結果は十分狙える戦力だと思う。前回なかった金メダルをぜひとも獲得してほしい。(92年バルセロナ五輪男子100メートル平泳ぎ4位、東海学園大水泳部監督)

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2016年4月11日のニュース