松山7位で2年連続トップ10 メジャー初Vお預け「近いようで遠い」

[ 2016年4月11日 08:11 ]

8番でバーディーを奪った松山(AP)

 男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ最終日は10日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)で行われ、日本勢で唯一出場の松山英樹(24=LEXUS)は4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73で回り、通算イーブンパーで首位と5打差の7位。日本人男子初のメジャー制覇の夢は来年に持ち越しとなった。ダニー・ウィレット(28=英国)が5バーディー、ノーボギーの67と伸ばし、通算5アンダーで5位から逆転して初優勝を果たした。

 首位と2打差の3位から出た松山は1番パー4でいきなりボギー発進。しかし、2番パー5で2オンに成功し、惜しくもイーグルは逃したものの、バーディーですぐに取り戻す。

 3番はパーセーブ。だが、4番ではバンカーに落とし、寄せのショットも思うように戻らずボギー。5番でもティーショットがバンカーにつかまりボギーとなり、6番では今大会初のダブルボギーを叩いてしまう。7番はパー。そして8番ではバーディーを奪って2オーバーに戻した。9番はパーの2オーバーと、前半で3つスコアを落として折り返した。

 後半に入って10番では約4メートルのバーディーパットを決め1オーバーに戻す。13番パー5では、イーグルチャンスこそ逃したものの、バーディーを決めた。その後はパーと踏ん張り、昨年の5位に続き2年連続のトップ10フィニッシュ。ホールアウト後のインタビューでは「抱えていたショット、パットの不安がそのまま出てしまった。(メジャーでの優勝は)近いようで遠いような感じはある。課題を克服できたらチャンスがあると思う。自分の課題を克服して来年勝てるように頑張る」と前向きに語った。

 昨年覇者ジョーダン・スピース(22=米国)は後半に崩れて通算2アンダーの2位に終わり、2年連続の完全優勝を逃した。

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