川淵会長 黙っていられない「みなやっていると思われるのが悔しい」

[ 2016年4月11日 15:35 ]

川淵三郎氏

 Jリーグ初代チェアマンで日本サッカー協会会長などを歴任し、現在日本バスケットボール協会会長を務める川淵三郎氏がバドミントン日本代表の桃田賢斗らが違法カジノ店でバカラ賭博をしていた問題で11日、「スポーツをしている人が、みなやっていると思われるのが悔しい」と怒りを露わにした。

 この日はバスケットボール日本代表の新愛称と新ユニホームの発表会見だったが、同問題の質問が出るとに黙っていられなかった。選手教育に関するサッカー界の取り組みを説明し「JFA(日本サッカー協会)のアカデミーなどではサッカーがうまくならなくても、人間的に選手を成長させようという基本的な考え方がある。年に1回講習会をすればいいというものではない。個人競技の場合、(選手教育が)コーチ任せになっているのかもしれない」と指摘した。

 「スポーツ界は全般的に甘いと強く思っています。ジュニア時代から、人間として社会人として生きていくための教育をやっていくに尽きる」と最後まで熱く語っていた。

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2016年4月11日のニュース