松山、目潤ませ「悔しい」 初V重圧の中で崩れ「苦しかった」

[ 2016年4月11日 10:20 ]

最終ラウンド、7番で第2打を放ち、天を仰ぐ松山英樹。通算イーブンパーの7位に終わり日本男子初のメジャー優勝を逃した

 米男子ゴルフのメジャー第1戦マスターズは10日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCで最終ラウンドが行われ、首位と2打差の3位から出た松山英樹(24=LEXUS)は4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73で回り通算イーブンパーで7位だった。

 松山は1番パー4で第2打をミスしてボギー発進。2番で取り返したが、4、5番で連続ボギー。6番パー3では第1打を右の木に当てて第2打もグリーンに乗せられずダブルボギー。その後3バーディーと巻き返し日本人初の2年連続トップ10入りを果たしたが、メジャー初制覇は逃した。

 ホールアウト後は「悔しい」と目を潤ませた。ショットの乱れについては「ミスは絶対出ると思うけどミスが多すぎる。ショートアイアンやミドルアイアンでミスが多かった。苦しかった」と顔をゆがめた。

 ただ本調子でない状態でも優勝争いに加わり2年連続トップ10入りしたことには「去年はグリーンが柔らかくて遅いコンディションの中で5位だったけど、今年は風が吹いて皆が苦労するようなコンディションでここにいれたことは凄く自信になった」と胸を張った。

 67をマークしたダニー・ウィレット(28=英国)が通算5アンダーで初優勝。ジョーダン・スピース(22=米国)は73で回り通算2アンダーで2位に終わった。

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