元スターQB 医療マリフアナの常用を告白「これは“天の賜物”」

[ 2016年1月29日 14:54 ]

フィールドに置かれたベアーズのヘルメット (AP)

 プロフットボールのNFLでQBとして長年活躍したジム・マクマーン氏(56)が、体の痛みを和らげるために医療マリフアナを常用していると告白した。米国のシカゴ・トリビューン紙(電子版)が28日に報じている。

 マクマーン氏は1982年にベアーズからドラフト1巡目(全体5位)での指名を受け、計7球団で15年間プレー。1985年シーズンには同球団を初のスーパーボウル制覇に導くなど、スターQBとして人気を博した。しかし、現役時代には相手からの激しいヒットで脳振とうに見舞われることもしばしば。その影響で引退後は早期認知症を患い、その他にも頭痛、うつ、記憶喪失、言語障害いった後遺症に悩まされているという。

 症状を抑えるため、かつては毎月100錠もの鎮痛剤を服用していたと振り返るマクマーン氏。現在、アリゾナ州に居を構える同氏は州からの使用許可を得て、1日に2、3本は医療マリフアナを吸うという。「鎮痛剤は有害無益。医療マリフアナは“天の賜物”というかんじかな。痛みを和らげてくれるんだ。これがないと、眠ることすらできないから助かるよ」。元スターQBの衝撃的な告白だったが、あえて公にしたのは「同じような苦痛に悩まされている人たちへ希望を与えたかった」と続けていた。

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2016年1月29日のニュース