シャンソン、審判訴訟問題徹底抗戦…処分チラつかされ「圧力だ」

[ 2016年1月29日 05:30 ]

会見で説明を行うシャンソンの杉山部長

 バスケットボール女子Wリーグで今季3位につけるシャンソンを保有するシャンソン化粧品は28日、都内で会見し、女子日本リーグ機構に対し“徹底抗戦”の構えを見せた。

 同社は昨年11月のデンソー戦で同点で迎えた終了間際に1度は得た相手ファウルが取り消されたことを問題視。試合も延長で敗れたこともあり、男性審判員に対し「名誉が傷つけられた」と損害賠償を求めて訴訟を提起した。対するリーグ側も審判個人への過度な対応に遺憾の意を表していた。

 シャンソンの杉山明宏部長(58)は27日に同機構の西井専務理事から「(シャンソンへの)ペナルティーもある」と処分をチラつかされたことを明かした上で「圧力だと思っている。心外」と不快感をにじませた。その一方、当該試合の審判3人が12月中旬から試合を外され「再研修」を受けていることも判明。これに伴い、審判員たちからは「シャンソンのゲームは(笛を)吹かない」と反発の声が上がっているという。

 シャンソンは昨年12月以降、計5度、リーグ側に謝罪と検証を求める文書を送付。杉山部長は「説明責任を果たしてほしい」と訴えつつも、検証と審判員からの謝罪を条件に「提訴の取り下げもなくはない」とした。

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2016年1月29日のニュース