錦織 痛かったWブレークポイントからのミス…修造氏「粘り強さ称えたい」

[ 2014年11月16日 01:10 ]

ジョコビッチに破れ決勝進出はならなかった錦織(AP)

男子テニスATPツアー・ファイナル第7日 準決勝

(11月15日 ロンドン・O2アリーナ)
 全米オープン準決勝の再現はならなかった。1次リーグをストレートで勝ち上がったジョコビッチから第2セットを奪うなど、トップランカーを追い詰めたものの、今季9割以上の勝率を誇ってきた最終セットは0―6。世界王者の壁はやはり厚かった。

 第1セットを1―6と、23分で片づけられたが、それでも第2セットは6―3と奪取。1次リーグをストレートで突破した相手からセットを奪い、さらに第3セットの第1ゲーム、ジョコビッチのサービスゲームでカウント40―15と、ダブルブレークポイント。リズムを完全につかんだと思えたが、そこからミスを連発してキープを許すと、後は一方的となった。

 自らのミスで流れをつかみ損ない、最後は自身のダブルフォールトで決着。今大会の課題と言われていたサーブで幕を閉じることになった。16年ぶりの初出場初優勝はならなかったが、それでもベースライン上で勝負する自分のスタイルは貫いた錦織。中継したBS朝日で解説を務めた松岡修造氏(47)も「ここまでストレートで勝ち上がってきた相手に、第1セットを奪われながらも第2セットでカムバックした粘り強さを称えたい」と称賛していた。

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