逸ノ城　日馬富士に敗れ黒星発進　３横綱は順当、豪栄道に土

＜大相撲九州場所初日＞懸賞金を受け取る日馬富士（右）を背に肩を落とす逸ノ城

　大相撲九州場所は９日、福岡国際センターで初日が行われ、新入幕の先場所に１３勝し、昭和以降初めて２場所目で関脇に昇進、初まげ姿で土俵に上がった逸ノ城は、横綱・日馬富士に寄り切られ黒星発進となった。秋場所では右目を負傷して途中休場。秋巡業も全休した日馬富士だったが、横綱の意地を見せた。

　大鵬に並ぶ史上最多の３２度目優勝と４連覇を狙う白鵬は新小結の勢を寄り切り、鶴竜も小結の豪風を寄り切って３横綱は白星発進となった。

　大関陣は、琴奨菊は栃煌山を寄り切りで下し、稀勢の里は安美錦を押し倒しで下したが、豪栄道は肩透かしで宝富士に敗れ黒星発進となった。

　また、先場所、十両で史上５人目の１５戦全勝優勝を果たした栃ノ心は、遠藤を寄り倒しで下し白星スタートを切った。