竹内の快挙たたえる ゆかりの広島「金も銀も変わりない 素晴らしかった」

[ 2014年2月19日 23:31 ]

竹内智香選手を応援する広島ガスの社員ら

 竹内が所属する広島市の広島ガス本社では19日、試合を伝えるテレビを社員らが食い入るように見つめ、声援を送った。友人や知人からは「銀」の快挙をたたえる声が相次いだ。

 広島ガス本社ビルの大会議室では約120人が観戦。決勝2回目が始まると「行けー」と大歓声を上げた。転倒の瞬間には「あー」と叫び声も出たが、銀メダルが決まると温かい拍手を送った。

 県の「ひろしま観光大使」を務める竹内。県庁観光課でも職員らが、宮島特産のしゃもじを手に「よし」「これは行く」と声を出しながら応援した。バランスを崩したときは頭を抱える職員も。観光課の岡崎泰充課長は「胸が熱くなった。胸を張って帰ってきてもらいたい」と興奮気味に話した。

 9年前から竹内の精神面の相談相手になっている広島県福山市の写真家村上宏治さん(54)は事務所で応援。「最後に焦ったのだろうが、よく頑張ったと心から言ってあげたい」と涙に声を詰まらせた。

 竹内がメンタルトレーニングに訪れていた同県尾道市の浄土寺の住職、小林暢善さん(62)は「精神的に強くなった。金も銀も変わりはない。素晴らしかった」とこれまでの苦労をねぎらった。

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2014年2月19日のニュース