日の丸飛行隊復活!長野五輪ヘッド故小野氏に届けた朗報

[ 2014年2月19日 05:30 ]

ソチ五輪ジャンプ男子団体 日本銅メダル

(2月17日)
 長野五輪で金メダルを獲得したのと同じ2月17日の記念すべき復活のメダル。長野でヘッドコーチを務めていた故小野学氏(享年59)と同じ北野建設所属の横川ヘッドコーチは「追い風や風が巻いているとき、心の中で“小野さん助けて”と思った。条件がいい時に(スタートの合図を)出せていたという意味では、どこかで守ってくれたのかなと思う」としみじみと話した。

 柔らかい物腰で各企業チームの指導者と膝を突き詰めて話し合う姿勢は、長野の名将そっくりで「これだけ本番で力を出せるチームはなかなかない。凄く進歩した4年間だった」と喜んだ。

 宮平コーチは長野、ソルトレークシティー五輪代表。絶頂もどん底も知る男は11年にコーチ就任後、オーストリアに自費留学してドイツ語をマスター。オーストリアの指導者ライセンスも受講する熱心さで欧州の「今」を日本に持ち込んだ。言葉は少ないが、現役時代は自動車の窓から握り拳を出し、どう動けば抵抗を受けるのか研究し続けた探求の男。復活に懸けた思いが、結実した。

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2014年2月19日のニュース