白鵬、出稽古で稀勢圧倒「本当にいい稽古になった」

　横綱白鵬は７日、千葉県船橋市の松ケ根部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に出向き、綱とりの大関稀勢の里を９勝１敗と圧倒した。

　直近３場所で１勝２敗と分が悪い相手だけに、本場所顔負けの気迫で臨んだ。巻き替えの応酬から寄り切る内容が多く「本当にいい稽古になった。横綱と大関の稽古は番数よりも内容が大事だから」と充実感に浸った。

　立ち合いで何度も突っ掛けた大関に対し、土俵中央で「そういうことをしていたら自分のペースが崩れるよ。相手をよく見て」とたしなめる場面も。稀勢の里について「これをきっかけに気持ちを新たにしてくれればいい」と風格を漂わせた。