桐蔭学園 悲願単独Vへ“決戦儀式”「楽しかった」

[ 2014年1月7日 05:30 ]

桐蔭学園フィフティーンはグラウンドいっぱい横一列になりパスをつなぐ

 全国高校ラグビー大会は7日、東大阪市の花園ラグビー場で決勝を行う。3年ぶり2度目の優勝を目指す桐蔭学園(神奈川)は6日、神戸市の神戸製鋼・灘浜グラウンドで最終調整。約1時間半の練習の仕上げに決勝前日にだけ行われる「全員ランパス」で気持ちを高めた。

 SO横山主将(3年)は「決勝に来た時だけやると聞いていた。楽しかった」。メンバー25人らがフィールドで横一列に並び、ゆっくり走りながら端から端までパスを回した。横山は「あすが最後の試合だけど、練習はきょうが最後。悔いなくやれた。100%の試合をしたい」と気持ちを高ぶらせた。

 3年前は東福岡と引き分け両校優勝。初の単独優勝へ、同校の野坂康夫校長も「そもそも2校が優勝というのはおかしい。1校で優勝してほしい」と期待した。同校では当日、約1700人を収容できるホールで在校生や保護者、OB向けにパブリックビューイングを開催し、約350キロ離れた花園にエールを送る。

 藤原秀之監督は「フルに力を出し切ってほしい」と望んだ。悲願の単独初Vへ、機は熟した。

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