柔道全日本男子 “桂治流”サッカートレ 新メニューにも意欲

[ 2014年1月7日 05:30 ]

全日本合宿でボールを蹴る百瀬優(中央)ら

 柔道男子の全日本合宿が都内で公開された。不振が続く重量級を担当する鈴木桂治コーチは4日に始まった今合宿から、練習開始前にサッカートレを導入。100キロ、100キロ超級の強化指定選手が道場で借り物のバレーボールを蹴る斬新な?シーンが展開された。

 同コーチは「技の出が遅いのは足が止まるから。体重移動の感覚やテンポを養いたい」と狙いを明かした。実際、小学生時代は柔道だけでなくサッカーでも才能を発揮した同コーチは、現役時代もフットサルが趣味。04年アテネ五輪の100キロ超級はその多彩な足技を武器に制し、本来100キロ級という体格のハンデを乗り越えた。同コーチは「結果が出ていない以上、同じ考え方ではいけない」と話し、新メニュー開発にも意欲をみせた。

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2014年1月7日のニュース