真央 GPファイナル連覇から一夜、五輪が「近づいた」 

[ 2013年12月8日 18:57 ]

エキシビションで笑顔を見せる浅田真央

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル女子で2連覇した浅田真央(中京大)が一夜明けた8日、男子で初優勝した羽生結弦(ANA)らとともに福岡市内で取材に応じ、ソチ冬季五輪代表入りに大きく前進し「だいぶ近づいている実感がある。自分の強い部分が評価してもらえている」と自信を深めた表情を見せた。

 大会中にはトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が武器だった1992年アルベールビル五輪銀メダルの伊藤みどりさんと会い、成功の秘訣を無心で跳ぶことと助言をもらったという。今季初めて計3度挑んだ大技に成功しなかったが、五輪代表最終選考会の全日本選手権(21~23日・さいたまスーパーアリーナ)に向け「自然体が一番だと思った」とヒントを得た様子だった。

 羽生は「ものすごく自信になった大会。(五輪に)一歩近づいただけ。全日本で結果を残さないと意味がない」と口にした。3位の織田信成(関大大学院)は「メダルを取れてモチベーションが高まった」と言い、4位の町田樹(関大)は「休んでパワーを蓄え、全日本に向かいたい」と話した。この日のエキシビションでは浅田や羽生らが華麗な演技を披露した。

続きを表示

2013年12月8日のニュース