広瀬6度目Vへ決勝進出 16歳に貫録勝ち

[ 2013年12月8日 05:30 ]

女子シングルス 決勝進出を決めた広瀬栄理子

バドミントン 全日本総合選手権第5日

(12月5日 東京・代々木第2体育館)
 準決勝が行われ、女子シングルスは6度目の日本一を目指す広瀬栄理子(ヨネックス)が史上最年少女王を狙った16歳の山口茜(福井・勝山高1年)を2―0で下し、第1シードの三谷美菜津(NTT東日本)とともに決勝に進出した。男子シングルスは上田拓馬(日本ユニシス)がロンドン五輪5位の佐々木翔(トナミ運輸)を2―0で破り、史上初の6連覇に挑む田児賢一(NTT東日本)と決勝で対戦する。

 前後左右に揺さぶる巧みな配球で高校1年生の勢いを封じ込んだ。28歳の広瀬が一回り年下の山口に貫禄勝ち。前所属のパナソニックが休部したため、新たに京都を拠点に男子選手らと打ち合い動きに鋭さを増したベテランは「しっかりレシーブして崩していけたのが良かった」と誇った。

 9月のヨネックス・オープン・ジャパンで日本勢初優勝を果たした新鋭とは初対戦。第1ゲームは5―7からの9連続得点などで21―12と圧倒し、第2ゲームでは要所で切れのある強打を決めた。「相手はスピードも速く、いろんなショットを持っていて高校生とは思えなかった。でも自分らしく思い切ったプレーができた」とうなずいた。伝統の全英オープン制覇を目標に掲げる08年北京五輪代表は「世界で勝ちたい目標がある中で、全日本も獲りたいタイトル」と意欲を口にした。

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2013年12月8日のニュース