田児、史上初の男子単6連覇 全日本総合選手権最終日

[ 2013年12月8日 16:42 ]

男子シングルスで6年連続6度目の優勝を果たした田児賢一

 バドミントンの全日本総合選手権最終日は8日、東京・代々木第二体育館で各種目の決勝が行われ、男子シングルスは24歳の田児賢一(NTT東日本)が上田拓馬(日本ユニシス)を2―0で下し、6年連続6度目の優勝を果たした。シングルスで6連覇は男女通じて史上初の快挙となった。

 女子シングルスは22歳の三谷美菜津(NTT東日本)が6度目のタイトルを狙った広瀬栄理子(ヨネックス)を2―0で破って初制覇した。

 女子ダブルスは高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が樽野恵、新玉美郷組(NTT東日本)を2―0で退けて3年連続3度目、男子ダブルスは早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)が平田典靖、橋本博且組(トナミ運輸)に2―0で勝って2年連続2度目の日本一。混合ダブルスでも初めて頂点に立った早川と松友は2冠に輝いた。

 ▼田児賢一の話 (6連覇の)実感はまだ湧かない。勝因は第1ゲームをすんなり取れたことだと思う。スーパーシリーズでの優勝を目標にやっていて、世界で戦う気持ちで試合に臨んだ。

 ▼松友美佐紀の話 3連覇を意識して最初は硬かったが、2人で落ち着いて試合を運べた。昨年は(対戦相手の藤井の負傷で)複雑な形での連覇だったので、今年は絶対に優勝したいと話していた。ほっとしている。

 ▼高橋礼華の話 うれしいというよりほっとした。本命というプレッシャーが1回戦からかかっていて、苦しい連覇になった。準決勝と比べて自分らしい攻撃は少なかったが、2人としてのプレーは良かった。

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2013年12月8日のニュース