鈴木大地氏を新会長に選出 46歳、日本水連史上最年少

[ 2013年6月23日 15:45 ]

日本水連の新会長に就任し、記者会見で抱負を述べる鈴木大地氏

 日本水連は23日、東京都内で評議員会、理事会を開いて役員を改選し、1988年ソウル五輪競泳男子100メートル背泳ぎ金メダリストの鈴木大地氏を新会長に選出した。任期は2年で、日本水連によると46歳の会長就任は史上最年少。

 順大教授の鈴木氏は「身の引き締まる思い。微力だが少しでも水泳界に貢献したい」と決意を述べた。2000年シドニー五輪競泳女子代表の萩原智子さん(33)は新理事となった。

 鈴木氏は潜水してキックする「バサロ」を武器に、ソウル五輪で日本水泳界に16年ぶりの「金」をもたらした。09年に日本水連理事となり、11年に常務理事に昇格。20年夏季五輪の東京招致委員会の理事や、日本オリンピアンズ協会会長も務めるなど、スポーツ界の将来を担う人材として期待されている。最近の若手の競技団体トップには、06年に41歳で日本スケート連盟会長に就任した橋本聖子氏がいる。

 国際水連(FINA)理事で前会長の佐野和夫氏(72)は常務理事待遇となり、FINA関連の業務にあたる。

続きを表示

2013年6月23日のニュース