“女王”藍、まさかの出遅れ９６位「眠れなくて…」

第１ラウンド、１８番でショットを放つ宮里藍

ＵＳＰＧＡツアー　アーカンソー選手権第１日

（6月21日 米アーカンソー州ロジャーズ　ピナクルＣＣ＝６３４４ヤード、パー７１）
　ディフェンディングチャンピオンがまさかの出遅れだ。宮里藍はティーショットが乱れてリズムに乗れなかった。

　２ホール目の１１番でグリーンを外し、１２、１３番はラフに入れたことが響いて３連続ボギー。後半のアウトは１アンダーで回っているだけに、前半のばらつきがあまりにもったいなかった。その要因について「技術うんぬんより、集中力の問題。きのうあまり眠れなくて、朝はなかなか集中力が上がってこない状態だった。最初の４ホールぐらい苦戦しました」と説明した。

　前日の睡眠時間は４時間ほど。自宅のあるカリフォルニア州との２時間の時差にうまくフィットできず、寝不足に陥っていた。「基本的にはよく寝られるんですけど、珍しく。まあ、そんな時もあります」と苦笑いした。１９日に誕生日を迎えたばかりで、２８歳になって初めての試合。昨年優勝している大会だけに、しっかり巻き返して、いい形で終えたいところだ。