「本当は出たくなかった」世界王者が予選落ち

[ 2010年11月22日 11:29 ]

 【広州アジア大会】陸上の男子1500メートルで昨年の世界選手権覇者のユーセフ・カメル(バーレーン)が予選落ちする波乱があった。6月に負傷した右ひざ痛を抱え「百パーセントで走れる状態ではなかった」と浮かない顔だった。

 ケニア出身の27歳は2003年にバーレーン国籍を取得し、前回大会は800メートルを制覇。北京五輪後はバーレーン陸連による賞金の差し押さえなどの騒動もあった。「本当は出たくなかったけど、陸連の指示に従った」と不満ものぞかせた。

 日本勢では村上康則(富士通)が3分46秒72で1組5着となり、自動的に通過できる4着以内に入れなかったが、タイムで拾われ23日の決勝に進んだ。(共同)

続きを表示

2010年11月22日のニュース