三洋電機 控え選手が大暴れ!6T快勝

[ 2010年9月19日 06:00 ]

<トヨタ自動車・神戸製鋼>後半12分(神)大畑(中)は中央のラックから抜け出したが山内(下)に突破を阻まれる

 ラグビーのトップリーグ第3節第2日は18日、東京・秩父宮ラグビー場などで行われ、三洋電機が初先発のCTB大沢雅之(24)のトライなど計6トライを奪ってヤマハ発動機に49―10と快勝。開幕2連勝対決を制し、勝ち点14で首位を守った。リコーは好調なサニックスの追い上げを35―29で振り切って今季初勝利。トヨタ自動車は終盤に神戸製鋼を突き放して16―7で接戦を制し、開幕3連勝とした。

 三洋電機は、控え選手が活躍する層の厚さだ。CTB入江のケガで初先発した大沢は後半6分にトライ、同27分にはWTB北川のトライにつながるパスを通した。日体大卒の2年目。公式戦2試合目での初先発に「びっくりした」と言うが、大学までのSOの経験を生かした視野の広さが持ち味で「自分より北川さんのトライが良かった」と話す。入江、榎本と並ぶ才能の出現に飯島監督は「誰を使うかが一番の悩み」とぜいたくだった。

 <リコー 「大きい」今季初勝利>開幕2試合で“トップリーグ史上最強”の声が上がっていたサニックスWTBヘスケスを止め、今季初勝利を挙げた。フッカー滝沢主将は「実際に凄い」と突破力に驚いたが、タックルで粘り、1トライを取られただけで大きなゲインは許さなかった。前節はサントリーと互角に戦いながら逆転負け。ローデン監督が「先週より成長を」と個々の奮起を促した通りに後半の劣勢をしのぎ、滝沢は「この1勝は大きい」と話した。

 <神戸製鋼 大畑4季ぶりCTBで先発も…>トヨタ自動車に敗れ、前節のサニックス戦に続いて2連敗となった。前半6分にモールからNo・8マパカイトロが先制トライ。20分すぎには相手CTB難波がラフプレーで退場処分を受け、数的有利となったが攻めきれず、逆にPG3本で逆転された。4季ぶりにCTBで先発した大畑は「状態がいいトヨタに勝って勢いに乗っていきたい」と話していたが、痛恨の敗戦となった。

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2010年9月19日のニュース