小脳梗塞からの復帰断念…元小結の岩木山が引退

[ 2010年9月19日 21:01 ]

 大相撲の元小結で小脳梗塞を患って秋場所初日から休場している西十両14枚目、岩木山(34)=本名対馬竜太、青森県出身、境川部屋=が今場所限りで現役を引退することが19日、分かった。この日で負け越しが決まり、来場所の幕下転落が決定的となった。千秋楽(26日)に引退記者会見を開く予定。

 岩木山は5月の夏場所から全休中。けいこを再開していたが復帰を断念した。今後は年寄「関ノ戸」を襲名し、境川部屋付きの親方として後進の指導に当たる。師匠の境川親方(元小結両国)は「日常生活には全く支障がないが、今後の人生を考えて判断した。最後まで全力を尽くしてくれたし、本人も悔いはないと思う」と話した。
 岩木山は青森大相撲部から2000年名古屋場所に幕下付け出しで初土俵。馬力のある突き、押しで03年九州場所に新小結となり、幕内には通算43場所在位した。

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2010年9月19日のニュース