「開き直って」4連続バーディー 全美貞 賞金女王も視野

[ 2010年9月19日 17:06 ]

最終日、通算14アンダーで優勝した全美貞。9番でバーディーパットを決める

 【マンシングウェアレディース東海クラシック最終日】最終日に3打差を逆転し、今季ツアー単独トップの3勝目にも全美貞は「スコアは意識しなかった。運がよかった」と謙虚に喜んだ。

 前週までの出場5試合で10位以内は1度だけと、思い通りの成績を残せずにいた。原因はパットの不調。「短い距離も入らなかった」。悩んだ末に導き出したのは「どうにかなる」という開き直りの気持ちだった。

 4番(パー3)で3パットのボギーをたたいても我慢した。直後の5番でバーディーを奪うと、16番で7メートル、18番では10メートルを沈めるなど、15番からの4連続バーディーで優勝をたぐり寄せた。

 ラウンド後は「自分自身に勝つことができた」と精神面の成長を口にした。今大会の優勝で賞金ランキング3位に浮上。初の賞金女王を射程にとらえたが「最終戦まで楽しくプレーしたい」と控えめだった。

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2010年9月19日のニュース