谷亮子の強化指定を「シニア」に格下げ

[ 2010年9月19日 20:14 ]

谷亮子

 全日本柔道連盟は19日、強化委員会を開き、女子48キロ級で北京五輪後戦列を離れている参院議員の谷亮子(オフィスリョウコ)の強化指定を、最高ランクのナショナルから2番目のシニアへ降格することを決めた。

 格下げで国際大会派遣の優先度が低くなり、五輪出場に必要となる世界ランキングのポイント獲得が難しくなる。強化委は、ロンドン五輪に向けた代表争いが本格化する11月の講道館杯全日本体重別選手権に谷が出場しない場合、強化指定から外す方針。
 また女子63キロ級の谷本歩実(コマツ)と、同78キロ超級の塚田真希(綜合警備保障)の強化指定の辞退届を正式に受理した。谷本は2004年アテネ、08年北京五輪を連覇し、塚田はアテネ五輪で金メダルを獲得したが、ともに第一線を退く意向を示していた。
 五輪3連覇の実績を持つ男子60キロ級の野村忠宏(ミキハウス)を、10月にローマで行われるワールドカップ(W杯)に派遣することも了承した。野村は7月のW杯で約9カ月ぶりに実戦復帰し、準優勝した。

続きを表示

2010年9月19日のニュース