嘉風 平幕唯一の7連勝!勝ち越し王手

[ 2010年9月19日 06:00 ]

 【大相撲秋場所7日目】嘉風が202キロの臥牙丸を引き落としで破り、平幕唯一の7連勝で勝ち越しに王手をかけた。

「きょうはあんまり良くなかった」と言いながらも「あんなデカいやつは持っていけない。押されてもいい、という心構えだったので慌てなかった」と舌も滑らか。「あしたの勝ち越しは意識しています。(星を伸ばせば番付に差があっても)横綱に挑戦できる可能性があるんで」と高い目標を掲げた。

 ≪把瑠都 白鵬の連勝ストップへ意欲≫把瑠都は栃ノ心を一方的に押し出して1敗を守った。「左四つでいこうかと思ったけど、相手が離れたから突き放した。正解だったね」と満足そう。取組中に左ひざに違和感を覚え「ちょっと心配」と話したが、問題はなさそう。白鵬の相撲には「ちょっと危ない場面があったよね」と驚いたものの、「みんな同じ空気を吸ってるんだからチャンスはある。“止めてやる”とみんな思ってるよ」と連勝ストップへの意欲を口にした。

 ≪蒼国来“珍技”も反省≫蒼国来がつり落としで垣添を下し、4勝目を挙げた。十両以上では07年名古屋場所8日目に朝青龍が高見盛戦で決めて以来の“珍技”だが、自身は幕下時代の08年名古屋場所で決めている。それでも「立ち合いで張られて、そこから終わるまで全然覚えてない」と話し、「(つらずに)そのまま(四つで)持っていけば良かった。もうちょっと落ち着いて取りたい」と反省の弁を並べた。

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2010年9月19日のニュース