古賀総監督初タイトル!“第2の谷本”がV

[ 2010年9月19日 06:00 ]

 柔道の全日本ジュニア体重別選手権第1日は18日、埼玉県上尾市の埼玉県立武道館で男女8階級を行い、女子52キロ級決勝では環太平洋大1年の谷本和(のどか)が山本杏(あんず=桐蔭学園高1年)に優勢勝ちし、初優勝。07年の大学創設とともに就任した古賀稔彦総監督(43)にとって初の全国タイトルとなった。

 ジュニアの4分間の試合時間が終わると、古賀総監督の表情に安どの色が広がった。昨年、中学生ながら準優勝した山本との決勝は、常に組み手で先行した谷本が指導2を引き出し、優勢勝ち。92年バルセロナ五輪を制した屈指の柔道家も「どんなタイトルでも、チャンピオンはうれしい」と笑顔を浮かべた。岡山市に07年に新設された大学で総監督に就任。「田舎なので選手が集まりにくい」と苦悩を吐露するが、谷本は「指導してくださる熱意が凄い」と成長の理由を口にする。全日本コーチ時代に育てた谷本歩実(コマツ)が引退を表明したタイミングで出てきた愛弟子に、古賀総監督は「第2の谷本でいきますか」とご機嫌だった。

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2010年9月19日のニュース