カド番・魁皇悲壮黒星先行…

[ 2010年9月19日 06:00 ]

 【大相撲秋場所7日目】カド番の大関・魁皇が格下相手の前半戦で3勝4敗と黒星が先行した。

 琴奨菊の立ち合いの変化に対応できず右上手を許すと、何もできずに寄り切られ「本当は(相手の変化に)ついていかないといけないが、動かないというか。体が反応していないのかも」と肩を落とした。取組後は右ひざと左肩にアイシングを施す痛々しい姿。「(左ひざは)少しずつは良くなってきていると思うが、厳しいことは厳しい」ともどかしさを口にした。

 負け越して大関から陥落した場合は引退させる方針の友綱親方(元関脇・魁輝)は「休場?何で?(今夜も)話し合いはしません」と否定したが、後半戦は上位との対戦が続くだけに現役引退のピンチ。魁皇は「気持ちは切れていないし、最後まで切れるわけにはいかない」と悲壮な決意を口にした。

続きを表示

2010年9月19日のニュース