雷中断で短縮 水石、平沢、浅地がV

[ 2010年7月26日 06:00 ]

<関東高校ゴルフ選手権男子決勝大会最終日>個人の部で優勝した(左から)杉並学院・浅地洋佑、水城・平沢夢厳、水城・水石琢哉はトロフィーを手に笑顔

 スポニチ主催平成22年度関東高等学校ゴルフ選手権男子、第44回個人の部・第29回団体の部最終日は25日、栃木県大田原市の那須野ケ原カントリークラブ(6777ヤード、パー72)で行われ、サスペンデッドにより第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われたが、雷による中断により個人戦は第2Rが終了せず18ホールに短縮。4アンダーの68で並んだ水石琢哉(茨城・水城3年)、平沢夢厳(水城1年)、浅地洋佑(東京・杉並学院2年)の3人が優勝となった。36ホールを消化した団体戦は水城が411と作新学院(栃木)に7打差をつけ、11年ぶり5度目の優勝。なお個人はシード選手を含む45位タイ、団体はシード校および14位までが全国大会(8月3日開幕、茨城・静ヒルズCC)への出場権を手にした。

 ≪浅地 4時起床…長い1日に≫個人戦優勝を分けた浅地にとっては長い1日となった。4時起床で第1Rを68、第2Rも68でホールアウトし通算8アンダーとしたが、雷により第2Rが中止となったため、第1Rで4アンダーをマークした3人の優勝となった。第2Rは後半33と追い上げただけに「天気ですから仕方ありませんが、2日目も頑張ったのに残念」と悔しそう。それでも夏場に入って苦しんだパットも復調し「今大会はボギーも打たず、落ち着いてプレーできた」と自信も回復。全国大会では「チャンスですから」と初の春、夏優勝を目指す。

 ≪水石が2冠!≫初日の暫定トップだった水石が、団体戦との2冠に輝いた。第2Rを終えて浅地ら3人に1ストローク及ばなかったが、短縮により3人優勝の1人に入った。「18番のボギーが痛い。あれがなければ、2日目もトップで文句なしだったのに」と反省しつつも、優勝のうれしさは隠せない。団体戦は水石はじめメンバー3人が2日連続の60台で圧勝。11年ぶりの優勝を果たし「東関東、関東と勝ったので次はレベルは高いでしょうが全国です」と4年ぶりの日本一を狙っていた。

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2010年7月26日のニュース