謹慎明けの豊響ら「初心に戻って頑張る」

[ 2010年7月26日 11:39 ]

愛知県扶桑町の宿舎近くの駅前の歩道を清掃する境川部屋の力士たち

 横綱白鵬の全勝優勝で幕を閉じた大相撲名古屋場所。千秋楽から一夜明けた26日、野球賭博問題で謹慎処分を受けた親方11人と十両以上の力士10人は謹慎期間が明けた。「行動に自覚を持つ」「初心に戻る」。処分を受けた親方や力士らは信頼回復に向け、新たなスタートを誓った。

 幕内豪栄道らが処分を受けた境川部屋。愛知県扶桑町の宿舎では、力士らが周辺を清掃した。姿を見せた豪栄道は「もう一度相撲を取れるチャンスをもらえ、ありがたい。普段の行動に自覚を持ち、精進していきたい」と前を向いた。

 同部屋の幕内豊響も「テレビで見ていると焦りもあった。自分のしたことを反省し初心に戻って頑張る」と話した。

 胴元との仲介役を務めた床山らが所属、野球賭博の舞台となったとされる阿武松部屋。同県尾張旭市の宿舎では早朝から、力士十数人が土俵やテントの解体を始める慌ただしさ。降格などの処分を受けた阿武松親方は姿を見せなかった。

 後援会関係者によると、阿武松部屋は25日夜、後援者を交えて反省会を開催。親方は「自分としては1年間は謹慎が続くと思って過ごす」と誓い、処分を受けた力士らも「ご迷惑を掛けました」と謝罪したという。

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2010年7月26日のニュース