藍19位…賞金ランク、世界ランクの1位から転落

[ 2010年7月26日 06:00 ]

<エビアンマスターズ最終日>18番、ホールアウトし、声援に応える宮里藍

 【エビアン・マスターズ最終日】連覇を狙った宮里藍(25=サントリー)はノーボギーの68で回って通算5アンダーの19位に終わり、賞金ランキングのトップから転落した。

 1年前と同じ喜びを味わうことはできなかった。優勝争いとは無縁の順位で迎えた最終18番、宮里藍は1メートルのバーディーパットをきっちり沈めて、米ツアーで初めてのディフェンディングチャンピオンとしての戦いは終わった。

 「凄く思い入れのある試合だから、去年の思いをもう1度感じられたらいいと思っていた。でも、そういう気持ちすら自分のプレーを邪魔してしまった」。思い入れの強さがプレーを微妙に狂わせた。芝目の強いグリーンに苦しみ、バーディーチャンスを数え切れないほど逃した。連覇が絶望的となった最終日になってようやく「パットのフィーリングが凄く良くなった。やっといいゴルフができた」と満足げに笑うことができた。

 次の試合は今季メジャー最終戦となる全英女子オープン。一昨年は5位、昨年は3位と優勝まであと一歩に迫っており、今年の舞台となるロイヤル・バークデールは日本ツアーから参戦した5年前に11位と健闘している。大会前にはコーチの父・優さんが合流し、メンタルコーチのピア・ニールソンとリン・マリオットも駆けつける。26日付の最新世界ランキングでは申ジエに1位の座を明け渡すことが決まったが、次戦では77年の樋口久子(全米女子プロ)以来となる日本人メジャー制覇と1位奪回に挑む。

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2010年7月26日のニュース