試練の場所終えて成長…白鵬 次は双葉山超えへ意欲

[ 2010年7月26日 10:29 ]

大相撲名古屋場所の全勝優勝から一夜明け、笑顔で記者会見する横綱・白鵬

 野球賭博問題などで揺れた大相撲名古屋場所を3場所連続の15戦全勝で制し、15度目の優勝を果たした横綱白鵬(25)=宮城野部屋=が千秋楽から一夜明けた26日朝、名古屋市内のホテルで記者会見を行って「今までと全然違う場所だから、中途半端な気持ちで臨んではいけなかった。15日間が終わって、ほっとしている」と感慨深げな表情で話した。

 連勝記録を昭和以降で単独3位の47とした。今後の目標を「あこがれの双葉山関に近づくよう努力します」として、戦前に大横綱双葉山が記録した不滅の69連勝の到達へ意欲をみせた。

 日本相撲協会は天皇賜杯の授与を見送り、白鵬は千秋楽の表彰式で悔し涙を流した。「こういう場所を経験して一つ大きくなれたし、全員の心が変わったと思う。わたしも力士全員を引っ張っていかなければいけないと思った」と、第一人者としての責任を強調した。

 白鵬は26日午後に故郷モンゴルに帰国する。

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2010年7月26日のニュース