古橋広之進さんの記念碑を除幕

[ 2010年7月26日 16:39 ]

川端文科相(左から2人目)らが出席して行われた、故古橋広之進さんの記念碑の除幕式

 敗戦後の混乱期に競泳で活躍して「フジヤマのトビウオ」と呼ばれ、昨年8月2日に死去した古橋広之進さんの功績をたたえる記念碑が、東京都北区の国立スポーツ科学センター(JISS)の敷地内に建立され、26日に日本水連や日本体協、日本オリンピック委員会(JOC)の関係者ら約160人が参加して、除幕式が行われた。

 記念碑は高さ275センチ、幅310センチ、厚さ20センチの御影石のプレートに古橋さんの胸像が埋め込まれ、座右の銘だった「泳心一路」が刻まれている。制作費約600万円は、全国からの寄付でまかなった。

 日本体協の森喜朗会長は「アスリートは(銘文の)文言をかみしめ、古橋さんのスポーツへの情熱を継承してほしい」とあいさつ。恵子夫人は「思いがけず立派なものをつくっていただき、感激している。主人も天国から選手を見守っていると思います」と感慨深そうに話した。

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2010年7月26日のニュース