三塚が4差4位に浮上 逆転Vへ“風よ吹け”

[ 2010年4月25日 06:00 ]

<フジサンケイレディスクラシック2日目>17番ホール、パーパットを決め声援に応える三塚優子

 女子ゴルフツアーのフジサンケイ・レディース第2日は24日、静岡県伊東市川奈ホテルゴルフコース富士コース(6464ヤード、パー72)で行われ、5位から出た三塚優子(25=フリー)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算4アンダーの4位に浮上した。先月27日に父・康輝さんを亡くしたばかりだが、先週に続いて今週も試合に出場。首位とは4打差に踏みとどまり、最終日の逆転優勝に望みをつないだ。服部真夕(22=INAX)と宋ボベ(24=韓国)が通算8アンダーで首位に並んだ。

 三塚はこの日2つスコアを伸ばしたものの、最終日を残して首位とは4打差。逆転Vに向け川奈特有の強風も苦にしないパワーヒッターは「まだ川奈らしくない。もっと攻撃態勢に入ってくれって感じ」と笑いながら“風ごい”した。
 心には大きな悲しみを抱えている。がんで何年も闘病生活を続けていた父・康輝さんが先月末に72歳で亡くなった。米メジャーのクラフト・ナビスコ選手権に出場したため葬儀に参列できず、帰国翌日の今月9日に開かれた納骨式にだけ出席。出発前から容体が思わしくなく、覚悟した上での渡米だったが、ゴルフの手ほどきもしてくれた父を失ったショックは計り知れない。
 欠場も考えた前週は予選を通って22位。気丈にプレーし続ける三塚には、川奈の空も味方してくれるかもしれない。
 ▼1位宋ボベ 服部さんはミスがなかったし、私も自分のプレーができた。本当に楽しい1日だった。(服部真と同組で激しい首位争い)

 ▼14位横峯さくら ラウンドしながらショットの修正点に気づくことができたのがよかった。(5バーディー、5ボギーのパープレーにも手応えあり)

 ▼14位申ジエ ロレーナはゴルファーとしてのあこがれだけでなく、チャリティー活動など自分の模範になった大きな存在。凄く考えて出した結論だと思うけど、驚いているのは事実です。(世界ランク2位。オチョアの引退について)

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2010年4月25日のニュース