22歳・服部真夕が逃げ切り!2季ぶり2勝目

[ 2010年4月25日 17:13 ]

通算7アンダーで、2季ぶりのツアー2勝目を挙げた服部真夕

 女子ゴルフツアーのフジサンケイ・レディース最終日は25日、静岡県川奈ホテルGC富士(6464ヤード、パー72)で行われ、首位から出た22歳の服部真夕が73で回って通算7アンダー、209で2季ぶりのツアー2勝目を挙げ、賞金1440万円を獲得した。服部真は前半に2バーディーを奪ってリードを広げ、後半は15番でダブルボギーをたたくなど39と苦しみながらも逃げ切った。2打差の2位は19歳の藤本麻子とニッキー・キャンベル(オーストラリア)、67をマークした朴仁妃(韓国)の3人だった。

 ツアー2勝目の感想は「ほっとしている。素直にうれしい」だった。首位で出た服部真がスコアを落としながらも逃げ切り、最後に笑った。重圧にも、徐々に強まった海風にも負けなかった。
 2季前の初勝利は最終日に3打差を逆転した。この日の緊張はその比ではなかったという。「朝からドキドキしていた」。前半にリードを広げたものの、楽には勝てない。13番でボギーを打ち、15番は第2打が風にも流されOB。だが、後続の足音が聞こえ始めてから、22歳は成長のあとを示した。
 第2打を右の木に当てた16番、難度の高い17、18番で堅実にパーを拾った。「最後に崩れず、我慢できたところが成長」と胸を張る。手塩にかけて指導する岡本綾子も「たなぼたじゃない、本当の優勝」と認めた。
 次々と新星が現れる女子ツアーでも期待が高い大器。ただ昨季はけがの影響で勝てず、今季も序盤は不調だった。「一生懸命やっているのに」と焦る時期もあったという。「やってきたことは間違いじゃない」。今週、頭の中で唱え続けたという師匠の言葉を結果で証明し、自信をその手に取り戻した。

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2010年4月25日のニュース