遼くん　パットに苦しみパープレー

通算６アンダーで１１位に終わった石川遼

　【つるやオープン】パットに苦しみ、パープレーで追い上げならず。石川遼は安定したアイアンショットでグリーンまで運ぶものの、バーディーパットが入らず「好機を生かせなかった」と悔しさをにじませた。

　前日は同様の展開を耐え抜いて後半にスコアを伸ばした。だが最終日は自ら集中力を断ち切ってしまう。１５番（パー５）で２オンから３パットし、まさかのパー。続く２ホールはショットの精度が落ち、バンカーや池に打ち込んで連続ボギーをたたいた。

　それでも最終１８番をバーディーで締め、１万人を超える観衆を沸かせるあたりはさすが。「２戦目から優勝争いの中でプレーできた。早い時期にプレッシャーを経験できたので、次の機会が楽しみ」と手応えを得た様子だった。