セリーナが全豪2連覇を達成

[ 2010年1月30日 20:06 ]

全豪オープン女子シングルスで2連覇を達成し、トロフィーを抱き締めるセリーナ・ウィリアムズ

キング夫人に並んだ!セリーナ、四大大会12勝目

復活優勝ならず…目を潤ませるエナン

 テニスの全豪オープン第13日は30日、メルボルン・パークで行われ、女子シングルス決勝は第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)がジュスティーヌ・エナン(ベルギー)を6―4、3―6、6―2で下し、2年連続5度目の優勝を飾った。優勝賞金は210万豪ドル(約1億6800万円)。
 四大大会のシングルスでS・ウィリアムズは通算12勝目で、女子テニス協会(WTA)によると、ビリー・ジーン・キング(米国)と並ぶ歴代6位。姉のビーナスと組んで制した女子ダブルスと合わせて2年連続の単複2冠も達成した。
 S・ウィリアムズは第3セットの2―2からの第5ゲームをブレークし、その後の3ゲームを連取して粘るエナンを振り切った。ことしツアー復帰したエナンは6年ぶり2度目の優勝を逃した。
 男子ダブルス決勝は第1シードのボブ、マイクのブライアン兄弟組(米国)が第2シードのダニエル・ネスター(カナダ)ネナド・ジモニッチ(セルビア)組を6―3、6―7、6―3で下し、2年連続4度目の制覇を果たした。

 ▼セリーナ・ウィリアムズの話 素晴らしいトーナメント、決勝だった。ビリー・ジーン・キングの記録の12勝に並ぶことができ、わたしの目標が達成できた。

 ▼ジュスティーヌ・エナンの話 もう一度、決勝の舞台に立てるとは思っていなかった。本当に楽しむことができた。来年またこの舞台に戻ってくる。

 ◆セリーナ・ウィリアムズ(米国)5人姉妹の五女。95年にプロ転向。99年に17歳で全米オープン初制覇。02年全仏から03年全豪まで四大大会の決勝を姉のビーナスと戦って4連勝し、生涯グランドスラム達成。03年ウィンブルドン優勝後に故障に苦しんだ時期もあったが復活し、09年は全豪、ウィンブルドンで優勝。今回で四大大会通算は12勝目。175センチ、68キロ。28歳。(共同)

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2010年1月30日のニュース