文科相「極めて遺憾」行政指導あるかも…

[ 2010年1月30日 06:00 ]

 川端達夫文部科学相は29日の閣議後の会見で、朝青龍が知人男性に暴行したとされる問題に関し、時津風部屋の力士暴行死事件を念頭に「先般来、相撲協会では暴行による痛ましい事件を起こし、いろんな処分も行われている。事実とすれば極めて遺憾だ」と述べた。

 また、川端文科相は、詳細な事実関係を調査するよう日本相撲協会に指示したことを明かし、そのうえで「一義的に協会が国技の責任を踏まえ、適切に対処してほしい」と強調した。場所中に問題が起きたとされることにも「びっくりした。横綱の責任という観点から残念な行動という印象だ」と語った。
 この大臣の発言を受け、文科省競技スポーツ課も「現在、協会に対して口頭で事実関係を確認している。まずは事実を把握したい。その結果次第では行政指導が出る可能性もある」との見通しを語った。朝青龍の暴行問題に関し真相が究明され次第、監督官庁として再発防止に向けて何らかの行動を起こす可能性が高い。
 一方、文科省は29日までに、2月1日に実施される協会の役員改選が無記名投票の趣旨を損なわず、適切に行われるよう協会側に要請したことも明らかにした。

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2010年1月30日のニュース