関学大 6戦全勝で2連覇!FWが7トライと圧倒

[ 2009年11月29日 18:35 ]

 ラグビーの関西大学リーグは29日、奈良県天理市の天理親里球技場などで行われ、優勝を懸けた全勝同士の天理大―関学大は昨季王者の関学大が45―21で勝ち、6戦全勝で2連覇を果たした。関学大は12月5日の最終戦で敗れて6勝1敗で天理大と並んだ場合でも、直接対決で勝っているため優勝が決まった。天理大は5勝1敗。関学大はFW戦で優位に立ち、天理大に流れを与えなかった。同大は立命大を26―21で下して4勝2敗となった。立命大は3勝3敗。摂南大は大産大に73―14で大勝して4勝2敗。大産大は6連敗となった。京産大は大体大を31―22で下し、今季初勝利を挙げた。

 勝った方が優勝。関学大が天理大との大一番を制して、2連覇を達成した。大崎監督は「本当にうれしい。就任1年目でここまでくることができるとは」と顔をほころばせた。
 7トライを挙げたのはすべてFWの選手。1年で平均7キロほど体重を増やしたという屈強な前線が相手に圧力をかけ続けた。天理大の小松監督も「想定以上。一人一人の強さを感じた」と脱帽するしかなかった。
 昨季は51年ぶりの優勝を手にした。だが、今季は5月に関東の強豪・慶大との交流戦で大敗するなど、開幕前の前評判は決して高くなかった。ナンバー8の大滝は「去年優勝したのに、認められてなくて悔しかった」。自分たちの力で王者の実力を証明してみせた。
 次の目標は昨季、準々決勝で敗退した全国大学選手権の制覇。ロックの小原主将は「(準決勝以降の試合が行われる)国立に行きたい」と闘志を燃やした。

続きを表示

2009年11月29日のニュース