小田孔明、遼くん振り切り連覇「欲が出ます」

通算２１アンダーで大会２連覇し、トロフィーを手に笑顔の小田孔明

遼くんの賞金王決定は持ち越し…小田孔明が優勝

　【カシオ・ワールドオープン】ディフェンディングチャンピオンらしいプレーを―。こう繰り返してきた昨年の覇者、小田孔明が自らの言葉を体現した。
　「自分がスーパーショットをして（石川）遼をあきらめさせたいと思って回っていました」。前日の第３日がボギーなしの２バーディー。この日はさらに無傷の７バーディーを奪って石川を振り切った。
　「調子自体は本当によかった。アイアンショットは特に」と言うように、パー３の８番ではピンそばに乗せて難なくバーディー。パー４の９番でも第２打をピンから２メートルにつけ、連続バーディーで右拳を握った。
　これで獲得賞金も初めて１億円を突破。「１億円プレーヤーになるのが夢だった。こんなに早くできるとは思っていなかった」。そう言いながら「来週も優勝したら４０００万円なので欲が出ますね」と笑った。