諸見里しのぶ“1打差”で賞金女王逃す

[ 2009年11月29日 17:20 ]

最終日、9番でバーディーパットを決め、ガッツポーズする諸見里しのぶ

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 【LPGAツアー選手権】最終18番で諸見里は約8メートルのバーディーチャンスを迎えた。決めれば横峯に並び、プレーオフの可能性もあった。だが、賞金女王への望みを懸けたパットは、左手前へわずかにショート。結果的にわずか1打に泣いた23歳はラウンド後、涙をふいて「悔しい」と言葉を絞り出した。
 賞金ランキングトップで迎えた最終戦の最終日。“勝負カラー”の赤に身を包んだ諸見里は、涙の意味を「緊張から解放された安堵の涙だった」と説明した。
 今季はツアー全試合を戦い、終盤戦は疲労も目立ったが、後悔はない。この日も「緊張感の中でベストは尽くせたと思う」。4バーディー、3ボギーの71と一進一退のゴルフながら、終盤まで食い下がった。
 2010年に向けても下を向くことはない。「海外のメジャー大会にも出られる。もっと自分を成長させ、ことしより素晴らしい年に」と前向きな気持ちを忘れなかった。

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2009年11月29日のニュース