諸見里3位浮上「神様がついてくれてる」

[ 2009年11月29日 06:00 ]

<LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ・3日目>9番、おどけた仕草を見せる諸見里しのぶ

 【LPGAツアー選手権リコーカップ第3日】女王に一歩近づく堅実なラウンドだった。横峯とけん制し合うような重苦しい同組対決で、諸見里は3バーディー、1ボギーの70。「チップインとか本当にラッキーだった。まだ神様がついていてくれてると思いました」と笑顔で振り返った。

 4番で7メートルを3パットしてボギーが先行。「いい位置から3パットしてくじけそうになった。パッティングに不安があったせいで前日より緊張感があった」というが、9番で初バーディーを奪ってから気持ちも落ち着いた。ショットがばらついた横峯とは対照的なプレーで、16番ではチップインバーディーも奪った。
 女王になるために必ずしも優勝が必要なわけではないが「どんどん上を目指していきたい」と守りに入るつもりはない。今年34戦すべてに出場してきて迎えた最後の1ラウンド。「女王を気にしている自分も、優勝したい自分もいるかもしれない。でも、やるべきことはいいプレーをするだけ。今年最後は悔いのないラウンドにしたい」。勝てばメジャー4冠達成で“キャリア・グランドスラム”の目標もかなう。最高のシナリオを実現するために諸見里は突き進む。

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2009年11月29日のニュース