有力選手は遠征中…小原、連日のリンク記録で圧勝

[ 2009年11月29日 14:42 ]

小原が1000メートルも優勝/真駒内選抜

 【真駒内選抜】有力選手の大半が海外遠征中の国内大会で、実力の違いを見せつけた。予告通りに5年前のリンク記録を塗り替えた小原は、喜びも控えめに「きょうは体の動きが良くなかった」と反省した。
 圧勝だった。失敗レースに終わった10月の全日本距離別選手権とは「別人」だという。腰が浮いて力が逃げていた状態から滑りを修正し、「ひざと胸の間が近くなった。前より5センチぐらい違うかな」と自己分析。低い姿勢を保ち、武器の体力を効率よく氷に伝えた。観戦した日本スケート連盟の橋本聖子会長も「このリンクで1分12秒台は強い」とうなる滑りだった。
 ワールドカップ(W杯)代表の座は逃したが、12月末の選考会で500メートルと1000メートルの五輪代表を狙う。「少しぐらい力んでも、今の状態でいけば大丈夫だと思う」と自信を深めた2日間だった。

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2009年11月29日のニュース