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【高校サッカー】神戸弘陵が前回王者・前橋育英を撃破 FW池が2発「自分を信じてプレーした」

[ 2026年1月1日 05:30 ]

第104回全国高校サッカー選手権 2回戦   神戸弘陵2―1前橋育英 ( 2025年12月31日    浦和駒場 )

<前橋育英・神戸弘陵>前半15分、ゴールを決めた神戸弘陵・池(左)(撮影・小海途 良幹)
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 2回戦16試合が行われ、神戸弘陵(兵庫)が前回王者の前橋育英(群馬)を2―1で下した。車いすラグビー日本代表主将の透暢氏(ゆきのぶ、45)を父に持つFW池壱樹(いつき、3年)が2ゴールを挙げる活躍。興国(大阪)は1―1からのPK戦の末に浜松開誠館(静岡)を下した。高校総体覇者の神村学園(鹿児島)、前回準優勝の流通経大柏(千葉)も3回戦に進んだ。

 2大会ぶり13度目出場の神戸弘陵が、国見以来24大会ぶりの連覇を狙った前橋育英の野望を打ち砕いた。「同じ高校生。びびることなく、自分を信じてプレーをしました」。全2得点を決めたFW池は胸を張った。

 前半15分にFKの流れから右足で先制点。同40分には左サイドでの仕掛けから貴重な追加点を叩き込んだ。同じく前橋育英を破った2大会前はスタンドで観戦だったが、今回は主軸としてピッチで躍動した。
 偉大な親の背中を見て育った。父・透暢さんは車いすラグビー日本代表の主将。車いすバスケットボールから転向し、16年リオ大会から3大会連続パラリンピック出場。24年パリ大会では日本初の金メダルを獲得した。

 「父も挫折からはい上がってきたタイプ。コツコツやる姿を自分は小さい時からそばで見てきた。努力と諦めないことを教えてもらった」。JFAアカデミー福島U―15WESTに所属した中学時代から栄養学を学び、食トレを意識。高校入学後に体重は10キロ増え、身長1メートル72と小柄だが当たり負けしないフィジカルを身に付けた。

 父の教えは「一番下手だと思って練習に取り組み、試合では一番うまいと思ってピッチに立て」――。だからこそ前回大会覇者の前橋育英相手でも臆することはなかった。「父は世界で戦っている。本当に努力したからかなっていると思う。自分もそういうふうになりたい」。いつの日か父の背中に追いつくことを目標に、まずは最後の選手権を全力で戦い抜く。

 ◇池 壱樹(いけ・いつき) 2007年(平19)7月31日生まれ、高知県出身の18歳。JFAアカデミー福島U―15WESTを経て、神戸弘陵へ進学。身長1メートル72、64キロ。

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