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元ブラジル代表ジーコ氏 ペレさんを追悼「対戦相手としてともにプレーできて幸せだった」

[ 2022年12月31日 04:30 ]

06年のW杯組み合わせ抽選会でペレさん(右)と談笑するジーコ氏(中央)

 サッカーの元ブラジル代表で「王様」として世界中のファンに親しまれた往年の名選手ペレ(本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント)さんが29日、大腸がんの進行などによる多臓器不全のためサンパウロの病院で死去した。82歳だった。

 鹿島で活躍し日本代表監督も務めた元ブラジル代表MFのジーコ氏は、ペレさんについて「ファンとして素晴らしい時間を過ごし、私のキャリア序盤に対戦相手としてともにプレーできて幸せだった。選手、アスリート、プロフェッショナルとして、あなたは永遠の存在です」とSNSで追悼。過去には「20世紀最高の選手が誰かという議論はばかげている。答えは1人しかいない」と評していた。

 71年に名門フラメンゴでデビューしたジーコ氏は、74年までサントスでプレーしたキャリア終盤のペレさんと国内リーグで対戦。ブラジル代表では背番号10の後継者として活躍し、「新たなペレ」「白いペレ」と称された。W杯3回の出場で一度も頂点には立てなかったものの、ペレさんからは「長年にわたって私に最も近づいた選手はジーコだった」と高い評価を得ていた。

 ▼元ブラジル代表カフー氏 ペレが亡くなったというニュースは正確ではない。存在はなくならない。永遠で唯一無二だ。

 ▼元ブラジル代表ロマーリオ氏 世紀のアスリートとして才能で世界を従え、ブラジルのサッカーを神々の祭壇に導いた。

 ▼元ブラジル代表ロナウド氏 唯一無二。天才。テクニカル。クリエーティブ。完璧。無双。王様。史上最高の選手。

 ▼元ブラジル代表ドゥンガ氏 我々の王様ペレが永遠の存在でいられる終わりのない世界に旅立った。

 ▼元ブラジル代表リバウド氏 我々が世界で尊敬されているのはペレがピッチで成し遂げたことのおかげ。W杯で10番を背負ったことは私の誇り。

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2022年12月31日のニュース