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ネイマール「彼が去っても彼の魔法は残る」 ペレさんの「再来」ブラジル代表10番後継者

[ 2022年12月31日 04:30 ]

12年4月、ネイマール(手前左)と笑顔を見せるペレさん(ロイター)

 サッカーの元ブラジル代表で「王様」として世界中のファンに親しまれた往年の名選手ペレ(本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント)さんが29日、大腸がんの進行などによる多臓器不全のためサンパウロの病院で死去した。82歳だった。

 ブラジル代表の背番号10を受け継ぐFWネイマール(パリSG)は「ペレが登場する前、サッカーはただのスポーツだった。彼はサッカーを芸術にエンターテインメントに変えた。彼が去っても彼の魔法は残る。ペレよ永遠に!」とインスタグラムにつづった。

 ネイマールはペレさんがプレーしたサントスで09年に17歳でデビュー。「ペレの再来」と称され、11年に南米クラブ王者を決めるリベルタドーレス杯でペレさんを擁して連覇した62、63年大会以来48年ぶりとなる南米制覇の立役者となった。

 ブラジル代表は10年に18歳で初出場し、13年から10番を託された。W杯カタール大会の準々決勝クロアチア戦で通算77得点目を決め、ペレさんの同代表最多記録に並んだばかり。入院中だったペレさんからは「ついに私の得点数に到達したことを祝福できる。これからも君がゴールを決めるたびに、歓喜の拳を突き上げるよ」とSNSで祝福メッセージが届いていた。

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2022年12月31日のニュース